【M1 Pro/Max】新型MacBook Proを比較してみた

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 こんにちは、ひろまい(@hiromy_gadget)です。

日本時間10月19日午前2時から行われたApple開催のイベントにおいて、2021年モデルの新型MacBook Pro14/16インチが発表されました。

2019年11月に発売されて以来、(2020年6月にGPUのRadeon Pro 5600Mが追加されたのみで)モデルが更新されていなかった16インチの新型ということもあり、注目されている方も多いと思います。

そこで13インチMacBook Pro(2020)、14インチMacBook Pro(2021)、16インチMacBook Pro(2021)の3モデルを比較していきたいと思います。

Image : Apple
目次

M1モデル比較

スクロールできます
MacBook Pro 13 (2020)MacBook Pro 14 (2021)MacBook Pro 16 (2021)
ディスプレイ13.3インチ
Ratinaディスプレイ
14.2インチ
Liquid Retina XDRディスプレイ
(ミニLED)
16.2インチ
Liquid Retina XDRディスプレイ
(ミニLED)
搭載チップM1M1 Pro または M1 MaxM1 Pro または M1 Max
CPUコア数8コア8 または 10コア10コア
GPUコア数8コア最大32コア(M1 Maxの場合)
最小14コア
最大32コア(M1 Maxの場合)
最小16コア
メモリ容量8 または 16GB最大64GB
(M1 Proの場合は最大32GB)
最大64GB
(M1 Proの場合は最大32GB)
SSDストレージ256GB 〜 2TB512GB 〜 8TB512GB 〜 8TB
タッチバー搭載××
最大バッテリー駆動時間20時間17時間21時間
電源アダプタ容量61W96W
(8コアCPUモデルのみ67W)
140W
サイズ高さ  1.56cm
幅   30.41cm
奥行き 21.24cm
高さ  1.55cm
幅   31.26cm
奥行き 22.12cm
高さ  1.68cm
幅   35.57cm
奥行き 24.81cm
重量1.4kg1.6kg2.1kg(M1 Proチップ)
2.2kg(M1 Maxチップ)
フロントカメラ720p FaceTime HDカメラ1080p FaceTime HDカメラ1080p FaceTime HDカメラ
スピーカーハイダイナミックレンジステレオスピーカー6スピーカーサウンドシステム6スピーカーサウンドシステム
ポートThunderbolt 3(USB-C)ポート x 2Thunderbolt 4(USB-C)ポート x 3
HDMIポート
SDXCカードスロット
MagSafe 3(充電端子)
Thunderbolt 4(USB-C)ポート x 3
HDMIポート
SDXCカードスロット
MagSafe 3(充電端子)
外部ディスプレイ1台の外部ディスプレイで最大6K解像度最大2台の外部ディスプレイで最大6K解像度(M1 Pro)
最大3台の外部ディスプレイで最大6K解像度、1台の外部ディスプレイで最大4K解像度(M1 Max)
最大2台の外部ディスプレイで最大6K解像度(M1 Pro)
最大3台の外部ディスプレイで最大6K解像度、1台の外部ディスプレイで最大4K解像度(M1 Max)
なにが変わったの?
  • M1チップに比べCPU・GPUともにスペックが大幅強化
  • ミニLEDバックライト液晶になり色の表現力が向上
  • 内蔵ディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzに対応
  • ディスプレイのベゼルが細くなり画面サイズアップ(フロントカメラ部分にノッチ追加)
  • フロントカメラの解像度が1080pのフルHDにアップ
  • SDXCメモリーカードスロット、HDMIポートが追加
  • 充電端子としてMagSafe 3ポートが追加(USB Cポートでも充電可能)
  • 搭載可能メモリはM1 Proモデルでは32GB、Maxモデルでは64GBまで
  • タッチバーが廃止されファンクションキーが物理ボタンに変更
  • 複数の外部ディスプレイへの同時接続に対応
  • Thunderbolt端子が3から4に変更

良かったところ

性能の大幅アップ

16インチモデルの性能比較
Image : Apple

MacBook Pro16(2019)の上位モデルと比較してもCPU性能で2倍

GPU性能では最上位のRadeon Pro 5600Mと比較してM1 Proでは2.5倍、M1 Maxにいたっては4倍も高性能になっています。

Radeon Pro 5600Mは2020年6月に新たに追加されたGPUで、性能的にはその前まで最上位だった5500Mよりも20〜30%ほど性能アップしたものでした。それよりも2.5倍以上高性能になってしまうとはかなり驚きました。

M1 ProとMaxではCPUの性能は10コア同士の場合変わりません。
一方GPUにおいては、ProとMaxとではコア数の違いから性能にかなり開きがあります。

マルチモニターに対応した

M1 Maxは最大4台の外部ディスプレイに繋げられる
Image : Apple

M1MacBook Pro 13では外部ディスプレイの接続が1台しかできなかったのに対して、M1 Pro/Maxでは同時に複数のモニターに接続できるようになり作業効率が大幅にアップします。

M1 Proチップ(最大2台のPro Display XDR【6Kディスプレイ】に接続可能)

M1 Maxチップ(最大3台のPro Display XDRと1台の4Kテレビの合計4台に接続可能)

HDMIポートとメモリカードスロットが追加された

左からSDカードスロット、Thunderbolt 4、HDMIポート
Image : Apple

Thunderbolt 4ポートが3つ、HDMIポートSDXCカードスロットと拡張ポートが充実しました。
3.5mmヘッドホンジャックも本体左側面にあります。

外部機器との接続のしやすさが向上したので、変換ポートを持ち運ぶ必要がなく荷物が軽くなります。また、場所を選ばなくても良くなるため部屋の中で移動して作業しやすくなると思います。

急速充電対応(新16インチモデルのみ)

16インチモデルのみMagSafeで充電した時に急速充電ができる
Image : Apple

MacBook Pro16インチ(2021)に140W USB-C電源アダプタを繋ぎ、MagSafe端子に接続した時のみ0から50%までの充電をわずか30分で完了する急速充電に対応しました。不意にバッテリーが切れてしまってもすぐに復帰できるのはかなりの強みだと思います。

通常の充電はThunderbolt 4(USB-C)端子からでも可能です。

MagSafe充電端子は磁石でしっかりとくっつき、簡単にそして安全に充電できるようになります。

残念なところ

ハイパワーモードが14インチモデルでは使えない

高出力モードにすることで性能が一時的にアップし、動画のエンコードなどの時間を短縮できる場合があります。

14インチモデルでもカスタマイズすればM1 Maxチップを搭載できますが、16インチモデルでのみでしかハイパワーモードを使えません。ここが両者で差別化されているポイントになります。

発表会では説明されなかったので、予約開始前までにサイトなどに表記して欲しかったところです。

ディスプレにノッチが追加された

ベゼルが細くなった代わりにノッチが追加された
Image : Apple

その分ディスプレイのベゼルが細く、見た目もスッキリし、画面いっぱいに使えることのほうがメリットがあると思います。

またフルスクリーンモードにすると画面上部が黒いくなるためノッチが隠れるため全画面での動画視聴の際に気になることはありません。

16インチモデル付属の充電アダプターが大きい(でも軽い)

16インチ(2021)に付属する140W充電アダプターは、96Wアダプターと比べるとすこし縦に長くなっています。

また重さも気になるところですが、14インチモデルの8コアCPUチップ搭載モデル以外に同梱される96Wのアダプターは294g、140Wは279gと20g程軽くなっています。

窒化ガリウム(GaN)を採用したことによりこの小型化・軽量化が実現しました。14インチモデルに付属する電源アダプターは旧型と変更ありません。

どのモデルを選んだら良いのか

新しい14インチと16インチモデルでは違いとしては画面の大きさと、バッテリーの容量くらいしか変わりません。14インチの方でもM1 Maxチップを選べますし、オプションの選択も下位モデルを除き同じスペックにすることができます。

そのため外に持ち運ぶ機会が多く、外部ディスプレイに繋いで作業することがほとんどだという場合は14インチをおすすめします。

一方、16インチモデルはどこにいても最高の環境で作業したい方にピッタリだと思います。

ハイパワーモードを使いたい場合も16インチモデルを購入しなければなりません
(どこまで通常モードと差が出るかは分かりませんが注目しています)

また、エフェクトを多くかけるなど高度な動画編集まではしないという方にはM1 MacBook Pro 13インチモデル(2020年)でも十分なスペックを備えているので満足できると思います。(軽い4K動画の編集ならサクサク動きます

今回は以上になります。最後までご覧頂きありがとうございました。
コメントも気軽にいただけると嬉しいです。

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